株式会社ヒカリ様 AI・DX研修

第1回 4限目「Gemini体験」
60分 進行台本

Geminiキャンバスでアプリを2本作り、2本目でその日の日報を書いて提出するまで

所要 60分
作るもの 期間比較アプリ / 研修日報アプリ
出力 すべてPDF
作成 株式会社leale

← → キーでめくる / T で目次 / 印刷でそのままPDF

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ねらい

この60分で何が起きるか

アプリを2本作ります。1本目は見せるため、2本目は今日から本当に使うため。

1

アプリ① 期間比較

すごいけれど、受講者にとってはまだ他人事。「文章の指示だけでアプリができる」を体験させる。

2

アプリ② 研修日報

作ったアプリを自分がその場で使い、成果物(日報PDF)を提出する。ここで自分事に変わる。

3

共有ドライブへ提出

出力したPDFを共有ドライブに提出。2限目で習ったDriveをその場で使い、1日の学びが1本につながる。

この順番は入れ替えないでください。「他人事 → 自分事」の転換がこの60分の設計意図です。
出力は両方ともPDFに統一。受講者に覚えてもらう操作をひとつに絞るためです。
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★当日の入口

当日ひらくもの(ワンクリック)

このスライドだけブックマークしておけば、当日の操作はここで完結します。

プロンプトを配る

Googleチャットを開く

コピー → Googleチャットに貼る → 受講者がチャットからコピーして Gemini に貼る、が当日いちばん速い導線です。

サンプルデータ(アプリ①で使う)

第1回で実際に使うのは A 受注売上明細 の2ファイルだけ。B・Cは時間が余ったとき用。

日報まわり

資料

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講師

事前準備(前日までに)

チェックは自動保存されます。当日の朝にもう一度リハーサル⑥〜⑩を通してください。

環境

  • 受講者のGoogleアカウントでGeminiにログインできる(Canvasが表示される)
  • PCで実施することを全員に周知(セキュリティ上スマホ版Gemini不可)
  • 共有ドライブに提出先フォルダを作成(AI研修 > 日報 > 第1回)+編集権限を付与
  • サンプルデータを受講者PCに配布(第1回は A の2ファイルでよい)
  • 2つのプロンプトを配布できる形に用意(チャットに貼る等)

リハーサル

  • アプリ① をサンプルAで通す → 帳票まで到達し印刷プレビューが出る
  • アプリ① の承認が集計に効く → 承認前後で合計金額と順位が変わる
  • アプリ② を氏名だけ入れて通す → 他が空でも紙面が出てPDFにできる
  • アプリ② のPDFファイル名が 研修日報_第1回_氏名_日付 になる
  • オフラインで両方通す → 黄色の帯が出て、それでも最後まで進む
  • 自分で作った2本をCanvasの「共有」でリンク化(⑪=当日の生命線)
⑪が生命線です。Canvasは非公開仕様に依存していて当日突然変わる可能性があります。 リンクを受け取った人は gemini.google.com で開いて自分用のコピーを作れます。「作れなかった人はこのリンクから」で誰も置き去りにしない。
受講者に最初に伝えること。演習では必ず配布したサンプルを使う。自社の実データは持ち込まない。 AIチェック時に要約がGeminiに送られるため、実データを入れるかは会社の規程を確認してから。 食品商社として得意先名と仕入価格は特に機微なので、ここは丁寧に。
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全体

60分のタイムライン

第1部 アプリ①0:00–0:20
第2部 アプリ②+日報記入+提出0:20–0:53
締め0:53–1:00
時間内容要点
0:00–0:05つかみ/Canvasをオンにする/貼り付けここは1人も置いていかない
0:05–0:09生成待ち★一番効く時間。3点を話す
0:09–0:19アプリ①を触る(取込→AIチェック→承認→帳票)★承認が核心
0:19–0:20つなぎの一言空気を変える
0:20–0:23新しいチャットを開く/貼り付け同じスレッドだと前のアプリと混ざる
0:23–0:27生成待ち日報の意味を2点話す
0:27–0:31使い方を1周見せる30秒で流す。細かく説明しない
0:31–0:46各自で記入(15分)机間巡回。書き出しボタンを教える
0:46–0:53PDF出力 → 共有ドライブに提出★送信先を「PDFに保存」に
0:53–1:001日の振り返り/締め学びが1本につながったことを言う
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第1部

第1部 0:00–0:20 アプリ①を作って触る

時間内容講師の動き・言葉
0:00–0:02つかみ「今から、皆さんの文章の指示だけで、業務で使えるアプリを作ります。プログラミングはしません」
0:02–0:04Canvasをオン1人も置いていかない。全員の画面でCanvasが光っているのを目視確認してから進む
0:04–0:05貼り付け「長い文章ですが、読まなくていいです。貼るだけ」
0:05–0:09生成待ち次のスライドの3点を話す
0:09–0:11触る① 取込「サンプルで試す」→ A 受注売上明細。件数と合計を確認
0:11–0:13触る② AIチェック「ヒレカツ33 と ヒレカツ33 を同じ商品だと気づいた」を声に出させる
0:13–0:16触る③ 承認 ★核心承認前後で合計金額と商品ランキングが変わるのを見せる
0:16–0:19触る④ 帳票上から下まで流す。印刷プレビューまで出して「これがそのまま会議資料になる」
0:19–0:20つなぎ次々スライドの一言
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トーク

生成待ち(0:05–0:09)に話す3点

4分の待ち時間がこの研修でいちばん効く教育機会です。手持ち無沙汰にしない。

  1. AIは「提案」しかしない。決めるのは人。
    このアプリは「人間の承認」を真ん中に置いてある。承認しないと帳票が出ない。本物の業務システムでも同じ考え方。
  2. AIに向かって「業務を説明できる人」が強い。
    今貼ったプロンプトは、要は業務手順書。プログラミングができる人が強いのではなく、自分の仕事を言葉にできる人が強くなった。
  3. 一発で完璧にはならない。直していくのが普通。
    気に入らない所は日本語で言えば直る。
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第1部 ★核心

第1部の山場 AIには決められないこと

サンプルにはAIが原理的に決められないものを2つ仕込んであります。承認ステップが必要な理由を、説明ではなくデータで体験させます。

① 異体字

株式会社﨑山青果 → 株式会社崎山青果

AIは「同じ得意先です」と提案する。でも本当に同じ会社かは営業しか知らない。

② コース再編

知多コース → 知多・西三河コース

統合したのか、別コースを新設したのか。配送管理の人にしか分からない。

見せ方。承認を押す前の合計金額をメモさせ、押した後にもう一度見せる。数字が動く。 「AIが勝手に決めていたら、この数字は間違ったまま会議に出ていました」と言う。
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第1部 → 第2部

つなぎの一言(0:19–0:20)

ここで空気を変えます。このまま読んでも構いません。

今作ったのは「データを分析するアプリ」でした。正直、まだ他人事だと思います。

次は、皆さんが今日から本当に使うアプリを作ります。
この研修の日報です。作って、そのまま今日の分を書いて、提出まで行きます。
ここで「新しいチャット」を開かせる。左上の「+ 新しいチャット」。 同じスレッドに貼ると前のアプリと混ざって事故ります。全員の画面を確認してから次へ。
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第2部

第2部 0:20–0:53 日報アプリを作って、今日の日報を書く

時間内容講師の動き・言葉
0:20–0:22新しいチャットを開く★重要。同じスレッドに貼ると前のアプリと混ざる
0:22–0:23貼り付けプロンプト②を配る
0:23–0:27生成待ち次のスライドの2点を話す
0:27–0:31使い方を1周見せる講師の画面で【1】→【6】→「PDFを作る」まで30秒で流す。細かく説明しない
0:31–0:46各自で記入(15分)机間巡回。詰まっている人に「書き出しボタン」を教える
0:46–0:50PDF出力「PDFを作る」→ 印刷 → 送信先を「PDFに保存」に変更 → 保存
0:50–0:53提出共有ドライブ AI研修 > 日報 > 第1回 にドラッグ&ドロップ
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トーク

生成待ち(0:23–0:27)に話す2点

  1. 「日報の中身はAIに書かせません。」
    このアプリのAIは清書係です。皆さんが短く書いたものを、丁寧な文に整えるだけ。
    なぜか。振り返りを自分で考えることが、今日の学びを残す一番の方法だからです。
    AIに任せていいことと、任せてはいけないことがある。その線引きの練習でもあります。
  2. 「ほとんどクリックだけで終わります。」
    文章を書く欄は3つだけ。しかも書き出しのボタンが付いているので、押して、続きを少し足すだけでいい。 タイピングが苦手でも最後まで行けます。
第1部の「AIは提案、決めるのは人」と、第2部の「AIは清書係、考えるのは自分」。 この2つが対になっていることに触れると、1日の筋が通ります。
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第2部

日報アプリの中身(6ブロック)

自由記述は3つだけ。残りはすべてクリック。必須は氏名のみで、他が空でもPDFが出ます。

1

基本情報

受講日(自動)/回次/氏名=唯一の必須/所属(営業部・業務部・総務部)

2

学習内容と理解度

◎○△のボタンを押すだけ。回次で項目が切替(第1回4限21項目〜フェーズ3まで内蔵)

3

ふりかえり3問

自由記述はここだけ。各欄に書き出しボタン4〜5個=タイピング対策の中核

4

次回までにやること

候補をチェック+実施予定日

5

業務とのつながり

時間がかかっている作業/週あたり時間/AI活用可否。フェーズ3で何を自動化するかの材料

6

講師への質問

匿名希望チェック付き

記入例PDFを見る(完成形)
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第2部

記入時間(0:31–0:46)とPDF出力

机間巡回で見るところ

  • 手が止まっている人 → 「書き出しボタン」を押させる。これで8割は動き出す
  • 【2】で悩んでいる人 → 「全部に◎」を押してから違うところだけ直すよう促す
  • 氏名が空の人 → ここだけは必須。声をかける
  • アプリが作れなかった人 → 講師の共有リンクを渡す(事前準備⑪)

PDF出力の定番つまずき

症状対処
印刷画面で「プリンター」になっている送信先を「PDFに保存」に変える。最大のつまずき。全体に声をかける
2枚になるそのままでよい。当日は直さない
ファイル名が document.pdfその場では手で名前を付けさせる
15分は長めに見えて、ちょうどです。タイピングに不慣れな方がいる前提の時間配分なので、 早く終わった人には【5】を丁寧に書かせてください(フェーズ3の材料になります)。
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締め

締め(0:53–1:00)

最後に提出してもらった日報は、2限目で習った共有ドライブに入っています。
今日習ったことが、最後に全部つながりました。

それから、作ったのはAIですが、何を作るか決めたのは皆さんです。
AIは「こういうものが欲しい」と言える人の道具です。
次回は、その「言い方」をもっと練習します。
第1回終了時のゴールは「今まで使っていたチャットAIの使い方と全く違う」という感覚を持って帰ってもらうこと (研修内容メモより)。ここが達成できていれば成功です。
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保険

時間が足りなくなったときの削り方

研修は必ず押します。削る順番を決めておくことが当日の保険です。上から順に削ってください。

順削るもの影響
1アプリ①の帳票(0:16–0:19)を2分に短縮小。承認の山場は残る
2アプリ①の「触る④ 帳票」を講師のデモだけにする小
3日報の記入を10分に短縮し、残りは持ち帰り中。ただしPDF出力は必ずその場で
4共有ドライブへの提出を持ち帰りにする中。1日の締めくくりが弱くなる
絶対に削らないもの
・アプリ①の触る③ 承認(0:13–0:16)── ここが無いと第1部の意味が消えます
・アプリ②のPDF出力を1回やりきる(0:46–0:50)── 「出力はPDF」を体に入れる回なので
逆に時間が余ったら アプリ①に C 配送実績 のPDFを入れてみせてください。 金額の列が1つも無い配送のデータでも同じアプリが同じように動きます。 「営業でも工場でも配送でも同じ形」という気づきが生まれます。
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教材

サンプルデータ(ヒカリ様の3部門)

同じ会社の3部門・3つの業務・違う表。部署が変わっても同じアプリで分析できることを体感させる教材です。

分野部門形式列ねらい開く
A受注売上明細営業部CSV 納品日/得意先名/商品コード/商品名/数量/単価/金額 基本形。数量×単価の要因分解まで出るA
B製造日報業務部(入場工場)PDF+CSV 製造日/製造ライン/商品コード/商品名/生産数/規格外数/製造原価 PDFから読める。規格外率が出るB
C配送実績業務部(配送)PDF+CSV 配送日/配送コース/得意先コード/得意先名/納品ケース数/配送距離/配送時間 金額の列が1つも無い分野でも成立するC
商品名は同社の実際の取扱商品(旨牛ちゃんコロッケ/ヒレカツ33/真アジフライ/カツ味噌(八丁味噌入り)/八宝菜キット など)。 受講者が「うちの商品だ」と分かることが掴みの要です。
得意先名・配送コース名・数値はすべて架空で、PDF右上に赤枠で「研修用サンプル(架空データ)」と明記してあります。

PDFの読み取りが当日不調なら、同内容のCSVを同梱しているので黙って差し替えてください。

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教材

サンプルに仕込んである「AIが見つけるもの」

当日「AIは何件見つけましたか?」と聞くと会話が生まれます。わざと間違いを入れてあると最後に明かすと腹に落ちます。

A 受注売上明細

  • 同コード別名称:旨牛ちゃんコロッケ →(12個入)
  • 全角数字:ヒレカツ33 → ヒレカツ33
  • カッコ:イカフライ30(あおさ入り)→ (あおさ入り)
  • 空白挿入:カツ味噌(八丁味噌入り)
  • 社名:(株)東海スーパー → 株式会社東海スーパー
  • 異体字:﨑山青果 → 崎山青果
  • 新規2件/終売1件(ハムカツ)
  • 値上げ:三元豚ロースカツ120 5,800→7,080(+22.1%)
  • 金額の計算違い/マイナス数量/重複行/期間外日付/得意先名が空

B 製造日報

  • 全角数字:ヒレカツ33 → ヒレカツ33
  • ライン名:フライ第1ライン → 第1ライン
  • 新規(里芋コロッケ)/製造終了(ハムカツ)
  • 規格外率 1.20% → 4.50%(じゃがバターコロッケ)
  • 原価の計算違い/マイナス/重複行/期間外日付/ライン名が空

C 配送実績

  • コース再編:知多コース → 知多・西三河コース
  • 社名ゆれ/異体字(﨑→崎)
  • 新規(豊橋デリカセンター)/取引終了(鈴鹿サンフーズ)
  • 配送時間 9.8時間(他は3〜5時間台)
  • 距離0.0kmなのに3.1時間の矛盾行
  • マイナス/重複行/期間外日付/コース名が空
3分野36項目すべて、スクリプトで実在を照合済み(36/36)。 PDFも4ファイルとも明細行を欠落なく復元できることを実測確認しています。
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トラブル対応

復旧プロンプト|アプリ①(期間比較)

作り直させない。日本語で症状を伝えて直させます。コピーしてそのまま貼ってください。

5-1
どこかで止まる / STEP4まで進まない
STEP2からSTEP3に進めません。エラーで止まらないようにして、
AIの応答が取れない場合はルールベースの判定結果に切り替えて必ず次に進めるようにしてください。
また、画面のどこで止まったか分かるように、処理中の表示を入れてください。
5-2
サンプルのボタンが無い / 3分野が選べない
起動直後に「サンプルで試す」ボタンを追加し、押すと次の3分野から選べるようにしてください。
A 受注売上明細(納品日,得意先名,商品コード,商品名,数量,単価,金額)
B 製造日報(製造日,製造ライン,商品コード,商品名,生産数,規格外数,製造原価)
C 配送実績(配送日,配送コース,得意先コード,得意先名,納品ケース数,配送距離,配送時間)
各分野とも2026年7月と8月の2つを用意し、ファイルを選ばずにSTEP1からSTEP4まで
最後まで体験できるようにしてください。8月側には表記ゆれ・新規・消滅・異常値・
計算違い・重複行・マイナスの値・期間外の日付・必須列が空の行を含めてください。
商品名は「旨牛ちゃんコロッケ」「ヒレカツ33」「真アジフライ」「カツ味噌」など
惣菜・業務用食品の名前にしてください。
5-3
承認しても帳票の数字が変わらない(★最頻出)
STEP3で承認した名寄せが、STEP4の集計に反映されていません。
承認した項目は同一項目として合算し、却下した項目は別項目として扱うように修正してください。
承認前と承認後で合計と増減ランキングが変わることを確認できるようにしてください。
また、承認カードそれぞれに「承認すると合計がいくら変わるか」を表示してください。
5-4
配送データで「金額」と表示される/金額が無い分野で動かない(★部門替えの直前に確認)
金額の列が1つも無いデータでも動くようにしてください。
帳票の中心に据える「主指標」を、金額系の列があればそれ、無ければ数量系の先頭の列に
自動で決め、STEP4の上部のプルダウンで人が切り替えられるようにしてください。
画面の文言は「金額」と決め打ちせず、選ばれた主指標の列名をそのまま使ってください。
単位も列名から推定してください(〜金額/原価/単価→円、〜数/ケース数→ケース、
〜距離→km、〜時間→時間)。
5-5
列の判定が違う/別の部門のデータで列を取り違える
列の役割の判定を直してください。列名を決め打ちせず、次の5つの役割に分類してください。
日付(いつ)/区分(どこ:得意先・製造ライン・配送コース・部署)/項目コード/項目名/数値列。
「得意先名」のように区分にも名称にも当てはまる列があるので、得意先コードがある場合は
得意先を項目として扱い、配送コースなど別の列を区分に回してください。
判定結果はSTEP1の画面に「日付=『配送日』、区分=『配送コース』として読み込みました」の
ように日本語で表示し、プルダウンで人が直せるようにしてください。
5-6
PDFの列がずれる/数値が1行ずれる(★PDFで必ず起きる)
PDFを読み込むと数値の列が1行ずれます。
pdf.jsで取得したテキストを出現順に連結しないでください。右揃えの数値セルが
別のタイミングで描画されるため必ずずれます。各itemの座標(x=transform[4], y=transform[5])を使い、
yが近いもの(±2pt程度)を同じ行としてグルーピングしてから、xで列に割り当ててください。
列の境界は、ヘッダー行の各セルのx位置の中間に取ってください。
「カツ味噌 (八丁味噌入り)」「株式会社みなと屋フーズ」のように空白を含む語は
複数itemに分かれるので、同じ列に割り当たったitemはx順に連結して1つのセルに戻してください。
5-7
PDFが読めない
PDFを入れても読み込めません。pdf.jsで全ページのテキストを座標つきで抽出し、
表として組み直してください。テキストが取得できないPDFの場合は「このPDFは画像として
保存されている可能性があります。CSVでお試しください」と案内し、アプリは止めないでください。
また、帳票に印字された合計と、読み込んだ明細の合計が一致するかを検算して画面に表示してください。
5-8
CSVが文字化けする
CSVを読み込むと日本語が文字化けします。
まずUTF-8として読み、文字化け文字(U+FFFD)が含まれていたらTextDecoder('shift_jis')で
読み直すようにしてください。先頭のBOMも除去してください。
ダウンロードするCSVもUTF-8のBOM付きで出力してください。
5-9
AIの応答が壊れる/JSONとして読めない
AIの応答がJSONとして読めずに失敗します。
generationConfigにresponseMimeType: "application/json"とresponseSchemaを指定して
構造を固定してください。それでも解析に失敗した場合はルールベースの判定に切り替えてください。
5-10
AIの呼び出しが遅い/タイムアウトする
AIの確認に時間がかかりすぎます。
AI呼び出しを1回にまとめ、渡すデータは項目・区分ごとに集計した要約(主指標の上位200件まで)
にしてください。タイムアウトは20秒、再試行は2回までとし、それ以降はルールベースに切り替えます。
5-11
文字が小さい/操作が分かりにくい(受講者から必ず出る)
ITに不慣れな人向けに、もっと分かりやすくしてください。
本文は18px以上、ボタンは高さ56px以上にし、各ステップの先頭に「今から何をするか」を
1行で大きく表示してください。次に進むボタンは画面の右下に1つだけ置いてください。
5-12
生成が途中で止まる・長すぎる
続きを実装してください。
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発展

増築プロンプト|帳票を厚くする

土台が動いてから1つずつ貼って足します。一度に全部言わないこと。上から順に効きます。

6-1
まず読みやすさを整える
帳票が読みにくいので、次のルールで整えてください。
・上から「結論 → 要因 → 明細」の順に並べる
・図や表の直下に必ず「この表から分かること」を1行入れる
・数値は3桁区切りで右揃え。単位は列ヘッダーに1回だけ書く
・増加は緑、減少は赤、横ばいは灰色。色だけに頼らず ▲▼→ の記号も必ず付ける
・表は既定で上位10件まで。「全件を表示」で展開できるようにする
・セクション間の余白を広く取り、罫線は横線だけにする
・帳票の先頭に「この帳票の読み方」を1行だけ置く
6-2
結論を先頭に置く(エグゼクティブサマリー)
帳票の一番上に「エグゼクティブサマリー」を追加してください。
3〜5行の日本語で「何がどれだけ増減したか」「主な要因は何か」「注意すべき点」
「次に確認すべきこと」を書きます。AIが使えない時は数値から組み立てた文章を出し、
空欄にはしないでください。
6-3
ウォーターフォール(増減の内訳)★情報量が一番増える
帳票に「増減の内訳」セクションを追加してください。
Chart.jsの積み上げ棒で擬似ウォーターフォールを描きます。
左から「前期合計 → 増加の上位5項目 → 減少の上位5項目 → その他まとめて → 当期合計」と並べ、
「なぜ増えた/減ったか」が1枚で分かるようにしてください。
6-4
増減の構造分解 ★分析らしさが出る
帳票に「増減の構造分解」セクションを追加してください。
増減額を次の3つに分解し、金額と構成比を表で示します。分解式も画面に書いてください。
  増減額 = 継続項目の増減 + 新規項目の寄与 − 消滅項目の消失
さらに、主指標が「数量列 × 単価列」で表せる場合に限り、数量要因と単価要因に分解してください。
  数量要因 ≒ (当期数量 − 前期数量) × 前期単価
  単価要因 ≒ (当期単価 − 前期単価) × 当期数量
この関係が成立しない分野では、このセクションは自動的に非表示にしてください。
6-5
寄与度つきランキング
増減ランキングの表に「寄与度」の列を追加してください。
その項目の増減額が、全体の増減額に占める割合をパーセントで表します。
列は「項目名/前期/当期/増減/増減率/寄与度/横棒グラフ」とし、
増加TOP10と減少TOP10を並べ、「区分別/項目別」をタブで切り替えられるようにしてください。
6-6
構成比の変化とヒートマップ
帳票に次の2つを追加してください。
(1) 構成比の変化: 前期と当期の構成比をドーナツグラフ2つで並べ、その下に
    「項目/前期構成比/当期構成比/ポイント差」の表を出す。主役が入れ替わったかが分かるように。
(2) クロス集計ヒートマップ: 縦=区分、横=項目(上位10)、セル=増減率。
    増加は緑、減少は赤の濃淡で塗り、マウスを乗せると前期・当期の実数を表示する。
6-7
派生指標(比率)
数値列が2つ以上あるとき、「A ÷ B」の比率を自動で1つ提案して帳票に載せてください。
例: 規格外数÷生産数=規格外率、配送時間÷配送距離=1kmあたり所要時間、金額÷数量=ケース単価。
AとBはプルダウンで人が選び直せるようにし、この比率の前期→当期の変化も表示してください。
6-8
データ品質レポート
帳票の最後に「データ品質レポート」を追加してください。
前期・当期それぞれの行数/欠損のある行数/重複行数/期間外の日付の行数/
計算が合わない行数を表で示し、読み込んだ明細の合計=帳票の合計であることの検算も出してください。
あわせて、AIを使ったのかルールベースにフォールバックしたのかも記載してください。
6-9
印刷を整える
印刷とPDF保存を整えてください。@media print でA4縦にし、ボタンやナビゲーションは印刷しない。
各セクションに page-break-inside: avoid を効かせ、表が途中で切れないようにしてください。
画面では2カラムでも、印刷時は1カラムにしてください。
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トラブル対応

復旧・増築プロンプト|アプリ②(日報)

3-A〜3-F が復旧、3-G・3-H が第2回以降の増築です。

3-A
PDFが2枚になる・はみ出す
日報の紙面がA4縦1枚に収まりません。余白とフォントサイズを詰めて1枚に収めてください。
学習内容の一覧は2段組にし、理解度は◎○△−の記号だけで表してください。
各ブロックには page-break-inside: avoid を効かせ、途中で切れないようにしてください。
3-B
入力欄がそのまま印刷される(★よく起きる)
印刷すると入力欄の枠やボタンまで出てしまいます。
入力する画面と、印刷する紙面を完全に分けてください。
「PDFを作る」を押したら、入力欄を一切含まない紙面を組み立てて表示し、
その紙面だけが印刷されるようにしてください。ボタンやナビゲーションは印刷しないでください。
3-C
PDFのファイル名が document.pdf になる
PDFのファイル名が分かるようにしてください。
印刷を実行する直前に document.title を「研修日報_第1回_山田太郎_2026-10-08」のように
(回次_氏名_受講日)書き換え、印刷が終わったら元に戻してください。
3-D
書きかけが消える
入力した内容が消えてしまいます。入力のたびにlocalStorageへ自動保存し、
開き直したときに「書きかけの日報があります。続きから書きますか?」と復元を提案してください。
localStorageが使えない環境でも落ちないよう、読み書きはtry/catchで囲んでください。
3-E
文字が小さい・操作が分かりにくい
ITに不慣れな人向けに、もっと分かりやすくしてください。
本文は18px以上、入力欄の文字は20px、ボタンは高さ56px以上にしてください。
各ブロックの先頭に「ここでは何を書くのか」を1行で大きく表示し、
画面の右下に「PDFを作る」ボタンを常に固定表示してください。
3-F
回次を変えても項目が変わらない
回次のプルダウンを変えても学習項目が切り替わりません。
第1回(1限目〜4限目)/第2回(Geminiを実務で使う)/第3回(Notebookで自社資料を使う)/
フェーズ2(チームで使う)/フェーズ3(アプリ化・自動化)で、それぞれの項目リストに
切り替わるようにしてください。切り替えても、すでに入力した他の欄は消さないでください。
3-G
第2回以降で項目を足したい(運用中の追加)
学習項目を追加してください。第◯回に「◯◯◯」「◯◯◯」の項目を加えてください。
既存の項目や入力内容はそのままにしてください。
3-H
余力があれば(第2回以降の改良案)
次の3つを追加してください。
(1) 前回の日報の「次回までにやってみること」を入力して、できたかどうかを
    ○×で答える欄を【1】の下に追加する
(2) 理解度が△だった項目だけを集めた「もう一度教えてほしいことリスト」を紙面の最後に出す
(3) 入力欄で音声入力が使えるように、マイクのボタンを付ける
    (Web Speech APIを使い、使えない環境ではボタンを非表示にする)
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講師のみ

技術的な前提(受講者には話さない)

  • CanvasのアプリはAPIキー無しでGeminiを呼べる。Canvasは generativelanguage.googleapis.com 宛の fetch を親ページ(Gemini Web UI)が横取りし、ログイン済みセッション経由で転送している。だから apiKey = "" で動く。
  • ただしこれは公式ドキュメントに無い非公開仕様。いつ変わってもおかしくない。 だから両方のアプリとも「AIが落ちてもルールベースで最後まで動く」を設計要件にしてある。 当日AIが使えなくても、アプリ①は帳票まで、アプリ②は日報PDFまで到達する。
  • Canvasの外に出すとAI機能は死ぬ。HTMLをダウンロードして別の場所で開くと、横取りしてくれる親ページが居ないのでAI呼び出しが失敗する。 「これ配れますか」と聞かれたらCanvasの共有リンクで渡すよう案内する。
  • 共有リンク:受け取った人は gemini.google.com で開き、自分用のコピーを作って編集できる。モバイルアプリでは開けない。
  • PDFの列ずれ:帳票PDFは右揃えの数値セルが別タイミングで描画されるため、pdf.js の textContent を出現順に連結すると数値が必ず1行ずれる。 座標(y±2ptでグルーピング→xで列割り当て)で組み直す指示をプロンプトに入れてある。崩れたら 5-6 を貼る。
当日朝にもう一度リハーサル⑥〜⑩を通すこと。前日動いて当日動かないことが現実にあります。
あわせて、当日使うファイルはPCのローカルにもコピーしておいてください(共有ドライブが一時的に見えなくなる事象が実際に起きています)。
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第2回以降への引き継ぎ

  • 日報アプリは毎回使い回します。回次のプルダウンを切り替えると学習項目が変わり、 第2回(Geminiを実務で使う)/第3回(Notebookで自社資料を使う)/フェーズ2/フェーズ3まで対応済み。 項目を足したくなったら 3-G を貼るだけ。
  • 集まった日報PDFは、第2回の準備でNotebookLMに読み込ませてください。 「△が多かった項目」「要望の傾向」が一度に把握でき、次回の設計に直接使えます。 そしてそれは第3回「Notebookで自社資料を使う」のデモ素材にそのまま使えます。 受講者自身が書いたものが教材になるので、食いつきが違います。
  • 日報【5】「業務で時間がかかっている作業」と「週あたりの時間」は、 フェーズ3(アプリ化・自動化)で何を自動化するかを決める材料になります。第1回から溜めておくことに意味があるので、毎回必ず書かせてください。
  • 研修全体は フェーズ1(個人×AI)→ フェーズ2(チームDX)→ フェーズ3(アプリ化・自動化)。 「触る → 慣れる → 業務で使う → 連携する → 自動化する」の段階設計です。
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